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小此木鶯太郎の事件簿 ~湖岸の盲点~ 
タイトル 小此木鶯太郎の事件簿 ~湖岸の盲点~
ジャンル 本格ミステリサウンドノベル
使用ツール 吉里吉里2/KAG3
容量 問題編-32.7MB 解答編-30.3MB
サイト名  安楽椅子犯人
サークル名(?) 安楽椅子犯人 さま

***ストーリー***
芦国暁人は、加々美湖の美化と保全に人生の全てを捧げていた。
廃棄物で埋め尽くされていた加々美湖のために全財産をなげうち、
湖畔にささやかなペンションを建て、
慎ましくも充実した毎日を過ごしていた。

そんなおり、ホテル建設の話が持ち上がる。

推進しているのは建設会社社長──犬塚伊作。
早ければ来年に、工事に着手すると言う。

芦国は、犬塚の殺害を決意──。
湖を利用したトリックを考案する。

犯罪の要は、桟橋の足跡。
犬塚の足跡を偽装することで、
犬塚が一人酔って湖に漕ぎだし、
溺れ死んだとシナリオを作ろうとしたのだ。


だが、完璧に見える犯罪計画も、何かしらのミスが存在する。
殺人の翌朝、熟睡していた芦国のもとに、
青年刑事──小此木鶯太郎が来訪する。

(サイトさまより転載)


***キャラクター***
芦国 暁人(あしくに あきと)……加々美湖北東部にある綾淵亭管理人。湖に人生を捧げる穏和で優しい青年。犬塚伊作から支援を受け、汚れていた加々美湖を美しい湖へと再生する。加々美湖の開発計画に反対し、犬塚を殺害。本事件の犯人。
犬塚 伊作(いぬづか いさく)……リゾート地の開発で成功を収める犬塚リゾート開発の社長。かつては加々美湖の再生を資金面からバックアップ。現在も、芦国に仕事を斡旋するなど援助を続けている。加々美湖の開発を計画しているが、芦国の反対にあい、殺害される。
宇山 うらら(うやま うらら)……魚田スポーツクラブのインストラクター。生徒たちに愛される可愛らしい笑顔の持ち主。芦国のことが気になるが、勇気が出せず踏み出せない。
小此木 鶯太郎(おこのぎ おうたろう)……いつもニコニコしている脳天気な捜査一課の刑事。やる気のなさそうな寝惚け眼で捜査にあたる。時折天才的なさえを見せる一課の切り札。“刑事をしているだけの探偵”とは一課課長の評。些細な矛盾から、芦国暁人に犯人を絞り、彼のミスを追求する。

(サイトさまより転載)


感想は↓より

***感想***
今まで鳴海がプレイしてきた推理物ゲームで随一ともいえる本格推理ノベルです。犯人と犯行動機、犯行方法などをあらかじめ犯人視点で提示して、探偵役が犯人が見落としたミスを足がかりに追い詰めていく、いわゆる『倒叙形式』といわれるタイプのミステリー。『古畑任三郎』のような感じといえば分かりやすいかな?鳴海は年齢的にも『刑事コロンボ』の方が先に頭に浮かびますが…(苦笑)。

こちらのゲームは前編(問題編)・後編(解答編)に分かれていて、前編(問題編)は【賞品総額10万円の“読者への挑戦”つきミステリーノベルゲーム】として発表されていました(現在では終了してます)。前編に全ての情報があり、考えれば謎は自力で解ける仕様。できれば自分で解こうと考え、頭をひねり、前編を読み返すこと数回。結果はあと一歩!といったところでしょうか。わかった部分もあればわからなかった部分もあります。
しかし解答編をプレイしてみれば、『あ、そうか!』とばかりに前編にはそれがちゃんと提示されているのです。姑息に隠されてもいません。正にフェアな本格ミステリ。
解答編ではミスが解き明かされていく部分と、芦国の心理的な部分での面白さが味わえます。どんなに追い詰められても「簡単に負けを認めることが出来ない」という、ギリギリな心理描写が秀逸でした。

読んでいて提示されているヒントにさりげなく触れている部分もあれば、「ちょっとあからさまだなぁ」と思う部分もありました。例えば『雄弁は銀、沈黙は金』ともいうように、芦国は語りすぎていた感が。そこがちょっと気になりました。

ツールは吉里吉里で安定していますが、たまにページがまたがって設定されているようで次ページに飛ばされることがあるので、表示速度の『ページ末まで一気に』は設定しない方がよさそうです。
グラフィックはレベルの高い絵師さんで、本格推理物に相応しくしっかりきっちりとした立ち絵が好感。スチルはありませんが、本格ミステリにスチルは不要ですよね。スチルで情報が固定されてしまうとプレイヤーの推理がミスリードされてしまうかもですから。
音楽での演出はかなりカッコよかったです。まるで商業ゲームのようなノリ。


推理物ということで何を書いてもネタバレになりそうなので控えますが、ミステリファンなら大いに楽しめる内容だと思います。気付くか気付かないか、気付いたとしてその情報をもとに推理して展開できるか─。是非自力で犯人芦国が残した「4つのミス」を当ててください!

 
小野堂 #-
 
はじめまして。
安楽椅子犯人のシナリオ担当、小野堂天乃介と申します。
SWEETHOLIC様の本当に丁寧な感想のおかげで、毎月かなりの方々がこのレビューから私たちのサイトに来ていただいております。

なお、湖岸の盲点ですが、先日、スクウェア・エニックスさまのウェブコミックサイトにて漫画の連載が開始されました。
http://www.square-enix.com/jp/magazine/ganganonline/comic/kogan/index.html

これもひとえにプレイしてくださった皆様、そして感想を書いてくださったレビューサイトの皆様のおかげだと思っております。

次回作以降もフリーゲームで、読者への挑戦付きでやりたいと思っております。
これからも忌憚ないご意見、ご感想、よろしくお願いします。

秘密にする

 
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