闇に暮る 
タイトル 闇に暮る
公開日 ベクター 09.03.31
ジャンル 女性向伝奇風ノベル
使用ツール 吉里吉里2/KAG3
容量 50.8MB
総プレイ時間 2~3時間
サイト名  蒼穹の時計
サイトさま休止中。DLはこちら(Vector)からどうぞ。
管理人 東雲朔也 さま

***ストーリー***
いつもの仲間と、幼馴染から恋人になったばかりの佳との夏旅行。
楽しみなはずが、柚菜の気持ちは沈む。
加賀見村に待つ何かを感じ取るかのように。

(サイトさまより転載)


***キャラクター***
大崎 柚菜(おおさき ゆずな)……主人公。名前変更可能。女性にしては長身で、高校まではショートカットだったためかよく男子に間違われていた。
空木 佳(うつぎ かい)……柚菜より一つ年上の幼馴染であり、最近付き合うようになった。整った顔立ちに分かりにくい表情からか、浮世離れした雰囲気がある。

(サイトさまより転載)


感想は↓より

***感想***
不可思議な出来事・雰囲気が楽しめる伝奇風で、基本は恋愛ゲームといった感じ。恋愛要素が高めです。
閉鎖的で忌まわしい因習を残す村や何か秘密を持ってそうなキャラなど、古めかしい空気が漂っていて非常に好み。確かな文章力によって表現されているのでかなり面白いです!
繰り返しプレイをすることで選択肢が増え、最終的に7つのエンディングに分岐するようになっています。バッドエンドでしか知ることのできない事実もあれば、バッドエンドでの出来事の真相が他のルートでわかったり絡み合った部分がありますので、全てのエンドを見ることをオススメ。

プレイしていて『凄いな…!』と思ったのは、ヒロインが神事の生贄に選ばれてその行事のお役目をしているときの描写です。語られる言葉(表現)が映像的でその場の風景や状況がたやすく想像できる感じ。それだけではなく、頭に霞がかかった状態でのゆっくりとした時間さえ感じられる表現が秀逸なのです。
今回短編を目指された為なのかもしれませんが、友人2人の描写・2人の男性の間で揺れ動くヒロインの描写とドロドロ感・伝奇的部分、といったものが描写不足に感じられましたので、そこら辺は非常に残念でした。もっとボリュームのある作品だったらそれらも補完されていたのかと思うともったいないような気がします。

忌まわしい因習で大事な役目を担うことになる人物(彼)が非常にお気に入りです。正直桂はルートによってはヒロインに対する執着があまりなかったり、あっても感情を出すことが控えめだったりして物足りない印象が強いんですよ。真ルートと思われる【終末六「唯一つ」】では、彼の想いや切なさがひしひしと伝わってきます。乙女要素バリバリですよ。


ツールは吉里吉里で快適。付録はエンドリスト(回想モードあり)・行事一覧及び既読率・画像閲覧・人物紹介や用語集など超充実の内容となっています。既読率、特定イベントやエンディングを見ることで短編も追加され、コンプ後には絵師のカナカさまと制作者の東雲さまのコメントと、画像閲覧モードにキャラたちの裏話的小話が出現して楽しめます。既読率がはまるんですよね。100%にしないと気がすまなくなっちゃいますよ。
立ち絵はありませんが、素敵なスチルが適度に挿入されますので気になりません。
何より小話は本編で語られることのなかった忌まわしい部分、業を背負いし一族の因習などが語られますので必見です。

小話や人物紹介&用語集を見ないと明らかにされない要素があったりして伝奇好きとしては物足りない部分もありましたが、上手くまとめられていると思います。設定はかなり魅力的ですし乙女ゲー要素も強いので、どちらも好きならまずはプレイ!ですよ。


***備考***
攻略は『選択を変えていくことで謎が解けていく面白さを味わっていただくために作っています』というサイトさまの主旨に反する為、控えようと思います。【付録】に山地意恒青年のヒントコーナーがありますので、そちらを参考にされると大丈夫です。必ずコンプできます!
 

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