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***18禁*** 錬電術師-HexaQuarker- 全章体験版 


正式タイトル 錬電術師-HexaQuarker- 全章体験版 ~long and NOT winding load~
公開日  フリー配布2010.01.02
ジャンル 18禁現代魔術ビジュアルノベルADV
使用ツール KAGEX + move_e系プラグイン群
容量 解凍前-0.99GB 解凍後-1.04GB
総プレイ時間  第一章 4~5時間くらい
            第二章 4~5時間くらい
            最終章 3~4時間くらい
サイト名  不機嫌亭ゲーム班ホームページ
サークル名 不機嫌亭ゲーム班 さま

***ストーリー***
イングランドにはサウスゲート
新大陸にはデーモン
そして、極東には紺来


【錠系】と呼ばれる強力な魔術師の家系の一員でありながら
しかしその体内に魔力を導き出す通路、
 “門” を持たずに生まれてきてしまった少年――

魔術師になりたくて ただなりたくて、
望み、憧れ、あがきつづけることに
いつしか魔術師への道を諦めてしまった少年――

――紺来貴一。


平凡だったが平穏な 彼の日常に、
妹、まな への 『死の予見』 が降りかかる。

予見回避の道を求める貴一の前に、
差し伸べられるのは褐色の腕。

その手の主、“始めの魔女” アラディアは、少年 紺来貴一に問う。

ひとつだけの問い
一度きりの問い
少年のさだめを動かす、短い言葉を――

(サイトさま第一章「gate_way」ストーリーより転載)

感想は↓より
***感想***
【特定1ヒロインルートを、最初から最後までまるまる遊べる】という、なんとも贅沢な体験版です。
ルートが決められているということで、【ストーリー分岐にかかわる選択肢は、バッドエンド分岐であろうがなんだろうか、一切選べない】という仕様となっています。
しかしシェアゲーを1ルート丸々遊べる訳ですから、たっぷりとこの【錬電術師】という世界に嵌って楽しめました!
※サイトさまへ訪問されるとすぐに分かる事ですが、こちらの作品は近親相姦要素を含んでいます。苦手な方はご注意ください。

第一章 gate_way
“門” を持たないがために魔術師である姉妹たちにコンプレックスを持つ貴一。
貴一自身は本当にどこにでもいそうな男の子。だからこそ一生懸命に考え、行動し、闘う姿に共感できたのでしょう。「ネコのルール」が上手く生かされていて、他の家族と比べて平凡と見られていた思考派の貴一が陥りやすい欠点を補うことで「個性」を感じる事ができたように思います。
ただこの貴一少年、最初どう見ても中○生にしか見えなかったので、「この子で18禁……、大丈夫なのか?」とちょっと心配してしまいましたけど(笑)。
貴一が“門”を持たずとも発動できる手段を手に入れるまでの流れが、高揚感を煽りつつ『現在の魔術体系のどれにも当てはまらない』という説明部分を分かりやすく加え、面白さを期待させる素晴らしい『物語』の始まりになっていました。
そして登場するアラディア師匠!この人好きだなぁ。師匠らしく貴一に技術や知識を教える姿は当たり前として、ときに姉のように包み込みつつ、恋人のようなかわいらしさも感じさせる素敵な女性。
家族である「かや姉さん」や「まな」と貴一の関係も微笑ましかったです。根底にある『信頼』という部分を強く感じました。
この章をプレイして違和感を感じた部分は、力を手に入れてからこの章ラストの闘いに向かうまでの時間があまりにも短かった事です。『錬伝術師』としての基礎(それも基礎の基礎)をやっと覚えた状態で「もうラスボスですか!?」的駆け足シナリオだった印象が。
少しずつ貴一の才能の開花を見る事はできましたが、その辺の第一章全体としてのリズムがちょっと崩れていたように思います。ここらへんを丁寧に描写しすぎると第一章だけでとんでもないボリュームになってしまうと思われるので、バランスが難しいところですね。
だからといって陶耶のところへと向かうあたりから終わりまでの緊張感や面白さが損なわれていたわけではありません。やはり主人公の成長物は面白いですし、その面白さを後押しする描写や世界観などがしっかりしていて、第二章に寄せる期待を大きくさせるパワーは抜群でした。

第二章 infinite_routine
貴一は窮地に陥ったくろえとりんねを救い出すために、無謀ともいえる方法を試そうとする──。
この章でも「信頼」という言葉では収まらないような家族の密な関係が如実に表現されていました。
その方法をとる事で貴一を危険な状態に晒さなければならない。しかし他にくろえとりんねを救い出せる方法も見出せない。無表情で感情を表に出さないかや姉の苦悩が、控えめな描写なのにプレイヤーにダイレクトに伝わってきました。
第二章では脇キャラ……というより補助キャラ?ともいうべきかや姉の僕<ドバシ・ミヤモト・マナカ>や、特にくろえの管<カナヘさんやサササホ、イプセ、ケミナイ、フルタル、セイチョ、ナンキチ>、りんねの使い魔<フロロン>、そして<フジマル>が、個性を見せつつストーリーに埋もれる事もなくストーリーを彩っていました。他にも敵キャラ(?)なども登場しますが、キャラクターの多さに負けることなく適材適所で魅力を発揮していたと思います。特に<フジマル>は重要な位置を占めてましたね~。大好きです、<フジマル>。
いきなり学園パートに突入したときは戸惑いましたが、心理戦という意味では日常的な風景に紛れた違和感という部分をプレイヤーが感知しやすいのかな?
学園パートのオープニングムービーは凄かったです(笑)。
私的にはこの学園パート、ちょっと冗長に感じたのですが(野球部とか)、どうも製品版だと『甲子園ED』などがあるようで。ルートが制限されている分起伏が少なかったのかもしれませんね。
しかしくろえやローズマリーの深層が表に出始めてからは面白さ一直線!くろえとローズマリーの人間的な魅力が一気に増しましたよ。ローズマリーは外見もこの上なく魅力的でかわいいです(シャボン玉、よかったです)。
地下での戦闘は手に汗握る展開といっても過言ではないかと。スピード感あるグラフィックとテキストです。
くろえの意地と乙女心が上手く織り交ぜられていて、感動的な意味でも盛り上がれました。
ある意味欲張りなシナリオですよね。「あれもこれも」とあらゆる要素(魔術的な部分や恋愛要素、バトルや感動、家族愛など)が詰め込まれて、それらが見事に表現されているんですから。
第一章を受け、内容を充実させながら面白さを加速させた第二章でした。

最終章 Re_turn
最終章を語ろうとすると全章体験版でのルートがどのヒロインルートかばれてしまいそうなので、ちょっと控えめに。
「厄災」という存在が大きくクローズアップされる最終章。
貴一という存在が、本人の思惑をよそに重要視されていく様子に戸惑いながらも、自己を見失わないよう自分に出来る事を考え突き進む姿がいいですね。
すべての要素においてみんなハッピーというわけではありません。むしろ悲劇的な部分もあります。
それらがストーリーに重みを与え、キャラクター(貴一)に共感させ、プレイヤーを惹き込んでいったのでしょう。
1ルートのみでありながら、最終章に相応しい感動と風格を感じさせてくれた充実度満点で素敵なシナリオでした。

※ちょっと描写を物足りなく感じたり、説明不足かなぁ……と感じる部分は多々あったのですが、こちらはあくまで【特定1ヒロインルートを、最初から最後までまるまる遊べる】体験版なので、おそらく他ルートで伏線が回収されているのでしょう。なので敢えてそうだと思われる部分に関しては触れていません。


どんな脇キャラクターであろうとも綿密に設定され、世界観や魔術要素などにも齟齬をきたさずストーリーを組み上げていった手腕が素晴らしいですね。
また貴一が「生徒的立場」なので、錬電術士としての知識以外にも魔術関係の知識に関してのレクチャーを会話という形で表現してくれているおかげで、プレイヤーもそういった基礎の部分をシナリオに対する違和感なく理解しやすい流れになっていたと思います。
サイトさまにある【魔術講座】である程度の説明がなされていますが、未リンク項目が多くて残念です。
完成求む!!

なお、敢えて章別感想では触れませんでしたが、エロな部分。
ここはやぱり男性プレーヤーと女性プレイヤーで受ける印象っていうか、感想が変わってくると思うんですよね。私の意見としては「貴一、もうちょっと黙ろうか」です。ん~、あんまり単語を連呼して喘がれてもな……。


全体を通してプレイしてみて、やっぱり一番に残ったのは【家族愛】でした。
紺来という檻の中で、それでも強く生きていく姿が印象に残るのは当然かもしれません。
結局のところあれだけ小憎らしかった陶耶ですら、最後には魅力的に感じてしまったから不思議です。いや、悪いやつなんですけどね、情とかそんなのないし。
製品版の最終章の完成が、ルート(攻略キャラ)分割で最終的に来夏になる予定らしいです。
完成まで是非頑張っていただきたいと思います。
 

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