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ブラックオクトウバー 
公開日  2009.11.04
ジャンル ミステリ風ノベル
使用ツール 吉里吉里2/KAG3
容量 解凍前-21.2MB 解凍後-23.9MB
総プレイ時間 2時間くらい
サイト名  WOSAKANA
サークル名? wosakana さま

***ストーリー***
都内の有名進学校でおきた生徒の自殺――

噂によると、体罰教師による陰湿ないじめがその原因だとか。
ある時、主人公は、思いがけず『野猿生へ告ぐ。体罰教師を許すな!』と
匿名チャットへの誘い込みの書き込みをアングラサイトの奥底で発見する。
そうして集まった5人の生徒たち。

次第に5人は、同じ高校に通う同級生でありながら、誰が誰だか
分らないというミステリアスと、秘密組織というスリル。
そして何より高校生ならではの受験や恋愛などの悩みを匿名で相談できるという魅惑から、
皆、そのチャットに夢中になっていった。

『アダム > もし、やったというんなら、私はSの部屋に火をつけるが。』

佐島が体罰を本当にしていたのなら……というアダムの不穏極まりない発言の直後、
俺が見たのは職員寮からあがる火の手だった。

アダムに問い詰めるものの、チャットをしていた以上放火は難しい。
それよりもログが残るのはリスキーだと学校のサーバー室へ向かうため集まることになった俺ら。

合言葉は――ブラックオクトウバー。

(サイトさまより転載)

感想は↓より
***感想***
以前使用していた古いPCでは起動できなかったのでプレイをあきらめていた作品。
やっとプレイする事ができました!

舞台は都内の有名進学校。
序盤、いわゆる起承転結の起にあたる部分ではこの学校の特異性ともいうべき部分が描写がされています。
「特異性」=「ちょっと他の人(学校)とは違った部分」ですね。
これがなんとも絶妙に面白い!
学校(環境)も変わっていれば、教師も変。そんな環境の中にいる生徒の中にも当然ちょっと変わった人もいる訳で。
『キュウリ事件』にはちょっと吹いちゃいましたv
ここの部分で既にプレイヤーの心をがっしり掴んで離さない、そんなパワーと魅力が溢れています。

ある日「体罰教師を許すな」というチャットを見つけて、そのチャットに参加する事になる主人公。
このチャット部分が演出と構成、キャラクターの表現で秀逸ともいえる素晴らしさ!
匿名で進められるも、相手は同じ学校の2年生という事実はわかっていて、語られるのは「体罰教師を懲らしめる」ための情報交換。秘匿性での背徳感と、5人だけの閉塞的な雰囲気が見事に表現されていたと思います。
キャラクターのカラーというのでしょうか。匿名だからこそ醸しだされるそれぞれの個性もきっちり描かれてましたし、「体罰教師を懲らしめる」という趣旨からちょっと外れた日常の愚痴り合いも学生らしくて微笑ましかったです。
何より凄いと思ったのが演出ですね。
チャットはちゃんと画面で繰り広げられるのですが、プレイヤーがクリックしてチャットが進み、同時進行でテキストスペースでも主人公の思考も進むんです。
リアルさとスピード感でプレイヤーを惹き込んでくれるので、結構長いチャットの場面でもだれずに、むしろ夢中になって読み進められました。

そんなチャットの最中に起こる発火事件が原因で集まることになった5人。
しかし集まったのは6人。5人以外にもチャットでのことを知っている人間が!?
疑心暗鬼にとらわれそうになったり、保身を考えたり、めまぐるしく回転する思考の中、『6人目』を探っていく心理戦に突入するかと思ったら、すんなり各キャラの回想が挿入されるので真相は実にあっさりわかってしまいます。
まぁ「あの人が怪しいな」と思ってはいたけれども、今までの盛り上がりが地味にクールダウンしてしまった印象は否めません。
その点ではちょっと残念だったのですが、メインはそういったミステリー的なものではなく、チャットという匿名での会話で培われた5人(6人?)の関係、繋がりといったものなのではないか?と後から気付きました。
実際糾弾・追求といった形をとっていたらあの大団円はありえなかったでしょうし、そういう意味ではすっきりさわやかな後味のいい終わり方だったと思います。
キャラクターの回想シーンで、1人だけ実に重いシビアなものとなっています。それだけのものを抱えていたからこそこのチャットが生まれ、仲間という関係が出来たとはいうものの、あまりにも重い事実(過去)でした。
でも最後の後日談的エンディング小話(?)での笑顔でそんな部分が少しは払拭されたかな。

途中オープニングFLASH動画が挿入されます。
クールでおしゃれでカッコいい!非常に好みです。
欲をいえばエンディングにも何か欲しかったかも。


恋愛という要素も織り交ぜ、芯のある主人公の魅力が際立っていた作品で、読み始めると止まらない面白さでした!

 

秘密にする

 
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